【仁木英之】僕僕先生 (2日目)

僕僕先生 (新潮文庫)


( ゚Д゚)  と、とんでもねぇファンタジー
正直言って一分の隙もなくうらやましい、これに尽きるのである。
親の財産で死ぬまでニートで暮らせる生活  (うらやましー!)
でもニートしててもしょうがないから、仙人といっしょに摩訶不思議な諸国漫遊へ  (うらやましー!)
何故か年は十代半ばごろの美少女の姿をしている仙人  (うらやましー!)
何より仙人は新しく出来た弟子がお気に入り  (コノヤロウ!)


中国唐代の文化、風俗、背景、どれ一つとっても正直合ってるのか判らないんですけどしっかりとした資料に裏打ちされたと思われる描写は知らない世界の情景に重みがあった。おまけに振り仮名が無ければほとんど読めない漢字ばかりの内容なんだけど、とてもわかりやすかったと思うの。やるじゃない。


そしてとってものんびりした雰囲気のお話、これ大事。ゆるやかばんざい。あと狙いすぎの僕僕先生ばんざい。
ハハハ、オニイサンそういうの嫌いじゃないよ!