ぴにおん!2

ぴにおん! 2 (MF文庫 J ひ 4-2)

昨日あんなこと言っておきながら結局新刊いっちゃうんだね。仕方ないね。
本当に探した本は明日からにするとして、これだけはちょっと外せなかったんだよね。


2008上半期ラノサイ杯「新規作品部門」得票数、1票!
私お気に入りの「ぴにおん!」に待望の2巻が出ました。ワーイ!
正直あれで終わりかと覚悟してた。


前回の嘘と妄想が乱れ咲く混沌とした物語も良かったんですが、今回は展開に一本スジを通して混沌抑え気味。まあどっちでも自分はOKなんだけどね!
高校入学早々、美人の女の子に求愛されちゃってからもう大変。幾日経ってもてんやわんやでモテる男はつらいぜ、な感じの話でいやー相変わらずですな!
それぞれタイプの違う美女4人に囲まれちゃって、一緒に通学、昼食、下校にデート、まさに勝ち組としか言いようの無い充実っぷりなのに
・゚・(つД`)・゚・  畜生、何故だ!何故涙が出てくるんだ!
主人公、佐々木与四朗君の高校生活は常に全力を要求されるのです。女性陣からのアピールは易しく見積もっても脅迫、どういう訳か校内での評判は最低、唯一の友人のような山田とはいつか本気で殴り合わなければならない間柄。まあなんだ、強く生きろとしか言いようがない。


言い寄ってくる女の子たちをどうすんべか!というのをニヤニヤ楽しむのが話の基本ですが、無駄に凝らして読者を試すような真似をしてきやがります。
すごいよね、ミステリーなら伏線張って巧みに読者を惑わしてさあどうだって犯人が明かされる所で、さあどうだって性癖を試されるなんてな!
新キャラ、ヒカル君はなかなかやってくれますね。うん、どの時点でも別に問題は無い。


ちょっとネタばれし過ぎなエピローグに打ち切りの悪寒を感じかけたけど、近いうちに会いしましょうと作者が言ってくれているので信じるからな!待ってるからな!
そして未だにタイトルの意味が解らない。