二人で始める世界征服

第４回MF文庫Jライトノベル新人賞の３つめ。
世界征服とは穏やかな話じゃないですね。普通に高校生やってる人たちみたいですから、意識とか考え方もそれほど常識を欠いてる訳ではないと思います。
自分だったら世界征服をしようと思い立っても、どうしたら良いか想像も付かないですよ。
…物事の捉え方の違いかな？例えばWindowsがOSのシェアを圧倒しているように、何か世界規模のものを独占してコントロール出来るようになればその世界を征服したといってもいいんじゃないかな？

正解
・一般常識は無かった
・単純に力で征服をしようとしてた

と、とんでもねぇ！しかも絵空事ではなく実現できるだけの力を作者は与えてしまってるよ！子供の火遊びは危ないぞー。
あまりの力技に意識が飛びそうになりましたが、主人公の竜太が問答無用で改造されたあたりでリミットを越えて楽しくなってきました。両親を亡くして落ち込んでる女の子のお願いを聞いたらこのザマですよ。

まあ、過ぎてしまったものは仕方がない。新しい体で新しい人生を始めるしかないよね。
その後は最近のアメコミ映画でも見られる鉄板の展開の重くないヤツですよ。純粋に楽しいです。

ただ行き当たりばったりの世界征服計画はお先真っ暗だけどね！

現実からとことん逃避した展開は期待とは違いましたけど、これはこれで良いですね。
あ、ちなみにこれもパンツ帯だった。