【誉田哲也】ストロベリーナイト (3日目)

ストロベリーナイト (光文社文庫)
終ー了ー!
予告通り3日掛けて読み終わりました。
いやーいろいろと酷かったですねー。本の評価じゃないですよ、事件の内容ですよ。
人の死に様を見たいですかと問いかけられる度に嫌だと言ってきたんですが、開催される残酷ショーに強制招待ですよ。読者は辛いぜ。
何故この様な事態になったのか、最後に満を持して現れた犯人の言い分とか人柄とか酷過ぎですよ。設定では頭が滅茶苦茶良いのですが、絶対馬鹿ですよこいつ。こんな人間が人の上に立つなんて、こんな酷い世の中に涙が出ます。
ついでに言うと、本当に勘で犯人にたどり着いた玲子も凄いというか酷いというか…。地道な捜査をする奴等に嫌われる理由も分かる気がします。運命の神様って意地悪ね。

警官達の捜査方法が十人十色、個性が際立っていた印象です。勘の玲子に、圧迫捜査の勝俣、足の大塚、井岡は…なんかやったっけかな。個が強くて、組織として統率なんか微塵も感じさせないプレーっぷりでした。

それと『F』の描き方に愛情の欠片も感じられません!あの落とし所は酷い!
ガンテツ!最後の体たらくは何だいったい!気遣いが似合わなすぎますぞ。



ほんと、犯罪って理不尽だよねー…。
酷い事件だったなぁ…。