プロジェクトMP (2日目)

プロジェクトMP (集英社スーパーダッシュ文庫)
ほ、本当に悪の怪人が来た!?舞台は本格的に非日常に突入してしまうのかい!ギャグってのは日常とのズレがあって生じるものだから、全部ズレると面白さが薄れるなぁ…なんて思ってたら、「何とかしろよ、磯野ぉ」がツボにきた。お、おめーなかなかいいパンチもってるじゃねぇか。
面白いんだけど、後半に進むにつれて無秩序化していくストーリーと比例しない、振れ幅が小さいギャグがおしい!というか混沌としてきたよ。最後はとりあえず笑っとけって感じで終わりました。はっはっはっはぁ。

異次元とかスケールのでかい話が終わった終章で、再び周囲の痛い視線を浴びながらヒーローごっこをやる姿がなんともしんみりしますね。本物の怪人なんか出さずに日常の範囲内で物語が展開してくれればちょっと涙腺に来るような話もありえたかもしれない予感が。峰岸君の心境の変化あたりとかね。

…うん、こんなもんだろ!