ほたるの群れ5 第二回「喜多見、クレープを食べる」

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ほたるの群れ5 第二回「喜多見、クレープを食べる」 | studio ET CETERA


ほたるの群れ5のWEB連載第二回が今週もHPで公開されました。
5巻を毎週小出しに読むのは続きが気になって悶々とするんじゃないかと思っていましたが、公開される週末が近づいてきてちょっぴりワクワクしてくるのもありかと思うようになりました。いっぺんに読んじゃったら、面白かったなぁは先週で終わってますからね。思えばマンガにしろアニメにしろドラマにしろ、連載形式っていうものも馴染み深いですから違和感なしでございます。
という感じでまたまたこんにちは。「ほたるの群れ5」の第二回「喜多見、クレープを食べる」よりお送りします。え、なに?毎週感想書くつもりなの?頑張っちゃうの?と疑問に思われる方がい(たら嬉しいなぁ)るかもしれませんが、もともとこのブログは読み終わってなくても一旦本を閉じたら感想を書いちゃう適当ブログですのでノリはいつもと変わらないのです。必ず最後まで読んでから書くとか、客観的に評価するように書くとか、他の読書感想ブログさんたちが決めているようなそんな縛りは最初からないのだよ!しかもね、読み終わらないで感想を書こうとするとね、ネタバレが怖くて他の人の評価を調べられなくなるじゃない?世間の評価を知らないスリリングな感想の出来上がりってわけさ。ぜひともみんなもチャレンジして欲しいよね♪(個人的に思う)
さて公開されたのが20ページしかないので無駄話をして文章を稼ぎましたが、そろそろ内容の方も見ていきたいと思います。前回永児くんたちが不良から逃れた直後の、クラスメイトの峰くんの家へ向かう場面から再開です。普段関わり合いの無い乱暴そうなクラスメイトのお家へ上がって、緊張気味か口数も少ない永児くんです。
峰くんは体格こそ永児くんと変わらないそうですが、金髪にチェーンのアクセサリなど見た目でかなり威圧しにかかっています。中学生の頃は体格が大きくて喧嘩が強い不良より、背格好は小さくてもやたらと周囲に絡んでケンカするぞと脅してくるタイプの方が多そうな分タチが悪いんじゃないでしょうか。ケンカは口から始まるっていうのをよく知っていて、相手をビビらせる重要性をよく分かってるタイプ。ひえー恐ろしい。しかし峰くんとの会話を見ていると、あまり人にしつこくなく口下手な印象を受けました。永児くんが傍にいてもどことなく安心して見ていられましたが、それって同じ不良仲間にナメられて苛められてそうな気もしますね。…ん、苛められてたのかな?(登場時)
峰くんのお母さんとお姉さんもチラリと顔を見せましたが、割と理性的な人たち(ついでにちょっと親馬鹿なのが微笑ましい)みたいで印象は悪くありません。峰くん家流の歓迎に対してちょっとリアクションに困っていた永児くんでしたが、もうちょっとだけ長い目でこのクラスメイトと付き合ってみても良いかもしれません。
対する喜多見さんパートは、友達と外でクレープを食べるという平和なシチュエーション。永児くんがほたるの群れの闇を一身に背負っている代わりに、喜多見さんには日の当たる道を歩いて行ってほしいという作者さんの思いやりなのでしょうかね。待ち合わせに遅れそうになりながら、何とか駅ビルのフードコートで友達を見つけて一安心する喜多見さん。バッグから頼まれていた宿題のコピーを取り出して、それを受け取った友達の相沢さんはサンキューと礼を言っておもむろに煙草を取り出して火を…、って喜多見さんの友達もだいぶアウトローでいらっしゃるぅー!?喜多見さんだからといって明るい道ばかり歩けるとは限らない。作者さんの「逞しく生きよ」という親心が聞こえてくるようです。
コリャ周りはみんな敵ばかりか?と身構えましたが、ちょっとした照れ隠しだったと気配りができる穴井さんにネタばらししてもらってほっと一息。ぎこちなく話してみると、ほどなくして打ち解けてきたようで良い友達関係になれそうじゃないかと思いました。緊張したのか思わず重い話もこぼれてしまいましたが、喜多見さんはほたるの群れのヒロインですからね、何とかしてあげたい気持ちもありますが自分で困難に打ち勝つ姿を主役としては見せて欲しいところですし、同時に喜多見さんならやれるかもと期待している自分がいます。
さて今までヒロインとして喜多見さんは胸を揉まれたり人気のない倉庫に連れ込まれたりとほたるの群れのセクシー担当もしてきましたが、ここに来て新作水着のショッピング&試着パートに突入ですよ奥さん!違った、旦那!穴井さんが一緒に試着室に入ってひんむくって男らしいこと言っていて笑います。穴井の姉貴、頼んだぜ!喜多見さんの女優魂(サービス精神)は他の登場人物と一線を画してるなぁとつくづく思います。作者さんはこれを意図しているのかそうでないのか。私は意図してやってると疑ってますが…。
肝心の水着試着パートは同時公開されている4コママンガの五倉山中学日記へと続いています。小説じゃなくて絵が多いマンガで描いてくるなんてサービスし過ぎで思わず崇めそうになりました。紳士淑女の諸君、男の子も女の子も関係ありません。セカンドステージ、五倉山中学日記の「47頁目 企 くわだてる」へ出発し、喜多見さんの女優魂をとくと拝見といきましょうか!(というか序盤で文章を稼ぐ必要がないくらい感想が長くなったな!)