【藤崎慎吾】鯨の王 (1日目)

鯨の王 (文春文庫)


巨大生物は男の子のロマーン!ただでさえ哺乳類の中で最大クラスのクジラなのに、さらにその中の王様ときましたよ。
まあ題名を聞いただけなら蝿の王と似たような響なんで、鯨とは何か他のものの例えとかで実際に期待するようなクジラは出て来ないかもとか思っていました。取り敢えずどんな感じなんだろうと裏のあらすじをよく見てみたら、どうやら本気でドでかいクジラが出て来るっぽいじゃないですか。おいおいそれじゃあ最早怪獣じゃないですか。映像で大暴れする怪獣も良いけど、活字で読む怪獣もなかなか興奮します。これはワクワクせざるを得ない!クジラ!クジラ!
ちなみに作者については、以前クリスタルサイレンスを読んだ事がある程度の知識。SF的世界観の構築はガチだった記憶があります。その代わり人間ドラマにはそれほどのめり込まなかったよーな…。しかし今回はクジラに心を奪われているので、そこさえ期待に応えてくれれば問題無いさ!