【米澤穂信】ボトルネック (2日目)

ボトルネック (新潮文庫)

案の定全身筋肉痛でビッキビキでございました。一日遅れで来なかった分だけでも喜んでおこうと思います。ウフフ…
そうそう、ボトルネックね。読み終わりましたよー。なかなかおもしろかったです。兄貴が姉貴になったんじゃなくて、生まれて来なかったはずの姉貴がいる世界に迷い込んだっぽいです。そして生まれて来なかったのは自分の方でしたー!(By主人公)

はてさてとにかくこの不思議ワールドはちゃんと終わってくれたのですけれど、結末がいいところで終わってくれやがりました。なんですとー!と思いましたが、巻末の解説者から「答えは、この本を読み終えた読者の心の中にある。」との助言を頂きました。え!続きを勝手に考えていいの!?なら問答無用で自宅に強制送還させます。メデタシメデタシ。

終わり方があれでしたからね(ある意味夢オチ)、向こうの世界での出来ごとは自分の願望みたいなものだったんじゃないですかね。もしこんなお姉ちゃんがいたら…と考えた世界は実に素晴らしいところだったわけです。ドMですね。どんな意味であれ、迷い無く主人公くんの背中を押してくれるものでしたもん。そんな都合の良いものを一番くれるのは、もちろん自分に決まってるじゃないの。目が覚めたらとっとと家に帰りなさいなと正直思います。そう簡単に楽な道を選べると思ったら甘い甘い…ククク…明日も仕事だ…。