【夏目漱石】こゝろ (3日目)

こゝろ (角川文庫)


(゚Д゚;) け、Kが自殺!? しかし、そういえばそういう話だと前に(略
そんな感じでこころを読み終わり。なんとも言葉にし辛い気持ちに満たされながら、おもしろかった余韻に浸っております。先生の生死は結局ぼかされて終わっていたんだね。しかし先生の遺書は読み応えありすぎです。妻には知らせずあなたの心の中だけにしまっておいてください、と先生は頼んでいるけどそれは無理な話ってものですね。自分なら即効で奥さんに「こんな手紙が来たんだけどさ!」と大喜びで暴露しますよ。次は出版社に持ち込んで全国に配布です。そうだ、そうに違いない。おかげでこころが世に出回って、今の自分が読む事が出来ているのだな!(違)
まあ冗談はさておき、何もかも奥さんに秘密にして死んでいくなんて、奥さんをばかにしすぎだとは思いますね。先生がどんなに嫌がろうが構わず奥さんに全てを打ち明け、もしまだ死なずに生きていたらぶん殴って自殺を止めて、大声でバーカバーカ言いながら全力で逃げてやる!


しかし学生の頃に宿題とかで出会わなくて良かったよホント。このなんとも言えないおもしろさに無理やり理屈をつける作業なぞ、まるで地獄のようだ。ウヒャヒャヒャ、実にいい時期に読めたと思うのぅ。