涼宮ハルヒの憂鬱涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)作者: 谷川流,いとうのいぢ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/06/01メディア: ペーパーバック購入: 20人 クリック: 1,535回この商品を含むブログ (1478件) を見る

ブームのときに見事に乗り遅れて、みんなの楽しそうな輪の中に入れなかったあの頃。あのブドウはすっぱいやの精神でひたすら自分を騙し続けたのは来るべき日のため。そう、いつか手に取ったとき最大限に楽しむため…!

読み始めたときすでに完結しているというもう一つの勝ち組の道を選ぶか迷ったけど、続刊がなかなか出ないようなのでSFとして面白いと評価の声を聞く「消失」までを一区切りとして読んでみようとついに封印を解く。消失までたどり着いた感想としては、ほっほぅ、なるほどそういうことかい、と楽しみました。
まるで前3冊が前座だったかのような展開に、正直なんと豪華な前座だよって思いましたね。

そして物語中の分かりやすい暗喩から想像できる世界の裏側にニヤニヤ、意外とみんな踊らされてるに過ぎないんじゃないかなーなんて考えているんだけ…ど…、だけど…だけども…すでに誰かが数ヶ月、いや数年前に通過している道のはずなんだろうな、これ!あれだけ売れたし騒がれたもの!そうなんだと思うとブームに乗れなかったのが本当に辛いいいいぃぃぃ!

どうせ楽しむなら最大限楽しみたかったところですが、過ぎてしまったことは仕方が無いと割り切って次だ次!今、世間は落ち着いていますがアニメ2期でどれほど影響(主に自分に)が出るか見極めている段階です。さっさと消失以降を読むべきか、最終巻が出るまですっかり忘れ去るべきか…。