白夜行白夜行 (集英社文庫)作者: 東野圭吾出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/05/25メディア: 文庫購入: 30人クリック: 309回この商品を含むブログ (842件) を見る

個人的なんですが東野圭吾氏の描写する人間っていまいち感情が伝わってこないんですよ。
だから殺人事件の推理物を読んでても、ホゲー、あ、死んだみたいな感じの感想しか抱けなかったんです。

で、この白夜行。わりと淡白な感情描写の作風と物語が奇跡の調和を果たし、相乗効果によってすんごく面白くなってます。
こいつら裏で絶対なにかやってるんだけど確証が無い、感情の機敏から何かを得ようにも良く分からない…！警察と一緒にやきもきさせられるー！

作者の作品をすべて読んでいるわけではありませんが、これが作者の最高傑作だと言われれば反論しません！
昔ドラマ化され盛大にネタばれブームがありましたが、それに耐え切った幸運な人がまだいるならばいっとくべきですね。